ANDADURA

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2020.8.1

VE02のバリエーション

VE02のカラーバリエーションです。

online shopのページに載せきれなかったので、こちらにも載せます。

ここでも全ては載せきれてません。

 

昔見た、ジム・ジャームッシュの映画で、タイトルは忘れましたが、

敵の基地に乗り込んで行く場面があって、ガチガチに警備された基地にどうやって

忍び込むんだろう、と見ていたところ。場面は急に基地の中に侵入成功している姿が映し出される。

敵「どうやって、入った!」

主人公「イメージの力を使った。」

え〜。反則ですやん。それなら、基地をガチガチに固める警備の場面必要なの〜?。

 

そう。載せきれない分はイメージの力でご想像いただけたら幸いです。

(とはいえ、この組み合わせしっかり見たい、などありましたら、メール下さい。写真撮ります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

VE02はこちらからご覧下さい

 

 

 

2020.8.1 | products

2020.8.1

_____に風を通す at online shop

前にひとり展示会と称し、庭でひとりで楽しんでましたが、

今回はonline shopでやってみます。

定番をなると、色数や形などは絞ります。絞ると、どうしても溢れ落ちるものがあって、

そのハザマ、というかユラギに存在する溢れ落ちるモノも結構好きだったりします。

溢れ落ちるものを盛り込んじゃえ、という感じでモリモリとオンラインショップという受け皿にごっそりのせてみました、

という感じの_____に風を通す・セルフ展です。

 

_____に風を通すでは、
定番のいつもの3色に加え、ネイビーとオレンジの計5色です。

少し明るめのネイビーと、ビタミンカラー代表みたいなオレンジです。

 

こちらVE02となってますが、ビニロンという素材に触れていて、一番最初に出来たのが、これです。新作作りの時は、晩酌の際に眺めて触れて、

ええわぁ〜なんて言いながら一人で楽しんでますが、ええわぁ〜、と一緒にお酒を飲んだ回数が多いのはこの人です。

ゴムに手を添えて使わないといけないという、一言説明が必要なのがネックで、定番にはしませんでしたが、ここでは、しっかり説明できるので、販売いたします。

いろんなカラーバリエーション作って、並べ替えながらのええわぁ、もやってました。

35通りもあるので、とっても選びにくいかとも思いますが、

直感で気に入ったものありましたら。
オーラソーマのような感覚で楽しんでいただけたら。

 

こちらP1です。白と黒を追加しました。黒はゴムも黒で、白はアイボリーのゴム。ともに金具はシルバーです。

白は汚れが目立ちやすいので、上級者向けです。黒はたくさんありますが、白は1つしかないです。

 

 

_____に風を通すのセルフ展、ぜひご覧下さい。

 

 online shop→

 

 

 

2020.8.1 | information

2020.7.25

高梁川

 

ANDADURAの工房は高梁川が流れる、岡山県総社市と高梁市の間くらいに
あります。水内橋という橋を超え、4キロほど山を登ったあたりにあります。

工房の少し裏には、若水山古墳という古墳があります。
なので、年に数回は古墳を見に来る人がやってきます。

工房の山側には山本城というお城があったらしく、
工房の隣には、山本城の城主のお墓があります。
なので、年に数回はお墓まいりに来る人や歴史好きの人ががやってきます。

工房のある場所の屋号は若水といって、山本城に水を運んでいたらしく、

場所との縁を感じるところです。


年に何度も古墳やお墓に来る人がいて、
「何してんの?」って感じで声をかけられる事があります。

古墳好きな方や、歴史好きの方はお話好きの方が多く、
僕もこのあたりのことについて、あれこれ聞いたりもします。

この場所では、昔スイカがよく作られていて、立派なスイカだった話や、
山本城を発見したのは、工房のうらの渡辺さんのひいおじいちゃんである事、
なんかも知りました。

そんな中でも、ある日に来たおじちゃんは、
「あそこ見える高梁川、昔どんな風だったか知っとるか?」
「あんま変わんないんじゃないですか?」

「昔はな、高梁川から金比羅に向けて船がでよったんじゃ。」
「めちゃ楽しそうじゃないですか?」

「そんでな、このあたりの川沿いには賭場がたくさんあってな、
田んぼや土地なんかを賭けよったんじゃ。見えるじゃろあの辺りに
賭場があったんじゃ。この辺の主要産業は賭場だったわけじゃな。」
「土地賭けてたんですか、破天荒ですね。」

金比羅へ船で行く旅路は想像するよりずっと破天荒なもので、売春防止法が制定される、
昭和30年頃まで続いてようで、僕が生まれる30年くらい前とは思えない、
遠い昔の話を聞くようだった。

みんながみな、賭け事に勤しんでいたわけではないだろうけど、
人の気質も土地の成り立ちも、今とは全然違うんだなと思い、
改めて高梁川を眺めながら、そんな風景を想像したりする。

また30年くらい経った時には、
「あそこにな、コンビニゆうもんがあってな。」
などと僕が若者に話していてもおかしくない。

ひとつの場所に長く住むと、ひとつの風景を見るにしても、
いろんなレイヤーが重なり、視野の肌理が細かくなっていく楽しさがある。

農作物や植物や昆虫や動物や、神楽や神社仏閣や習慣などの人間の営みを知り、
想像しながら、風景を眺めるのが楽しい今日このごろです。

高梁川を眺めつつ、諸行無常を感じたりして、
「かりそめ、かりそめ」などとつぶやいたりもします。
 
 
2020.7.25 | note

2020.7.23

レンタル at hitofushi

 
現在、大阪のhitofushiさんで、お財布のレンタルをしていただけます。
8月29日からの展示に向けて、前座のような感じです。
 
レンタルのお財布はシェア財布と名付け、
みんなに使っていただき、お財布を楽しんで選んで頂けるきっかけになれば幸いです。
 
ーーーーーーーーーーーー
・シェア財布の革について
 
シェア財布の革は、西日本豪雨の際に水に浸かった革を使用しています。
 
革屋さんが懸命に仕上げ直してくれた革を前に、
どのように使うのが、この革にとっていいかを考えました。
 
腑に落ちた方法はシェアするというものでした。
 
一度水に浸かった革ですので、革質が悪くなっていたり、どうしても取れない汚れは残ってますが、
お財布を楽しんで選んで頂けるきっかけになれば幸いです。
(レンタル案内文より)
ーーーーーーーーーーーー
 
○シェア財布はそんなにたくさんは作れなかった為、
「レンタル中」ということもありえます。その場合は試しに違うお財布を使ってもらえたら、
発見もあるかもしれません。
楽しんでいただけたらという気持ちではじめた試み。
お手柔らかにお願いします。
 
その他、革屋さんに直していただいた革で制作した、
Over the rainCowのアイテムも並んでます。
 
手紙のやりとりのようにレンタルを楽しんでいただけたら嬉しいです。
 
 
2020.7.23 | information

2020.7.17

おじいちゃんの松

 

工房を出て少し歩いたところに、
大きな木が一本。御神木ではないらしい。なぜだか近くの小さな木が御神木との事。

そこに年末に祝詞をあげる、小屋がある。

折に触れて思い出す事がある。
去年のこと。

地域のみんなで火を囲んでいて、
ネコのおじちゃん(と僕は密かに呼んでいる)が

「ここには昔、松が生えとった。え〜松じゃった。」
と言う。

そばにいたYさんも
「あれは、え〜松じゃった。」

そこにいた、80歳以上の方々は遠い目をし、
しばしの沈黙。

ふっと思い出したように、ネコのおじちゃんが
「そういえば、○○子さんは今何しよるんかの〜。」

○○子さんの行方を知っている人が
「今は○○しよるんよ。」(僕が覚えて無い)

「ほーか、まだ生きとるか。○○子さんは可愛かったの〜。」
とネコのおじちゃん。

多分○○子さんは、ネコのおじちゃんが恋した人で、
一緒にはならなかったんだろう。

なんとも無いやりとりだったけど、
それから今はなき松のことをたびたび想像してしまう。

今はなき、松の木の下で遠い昔に、
若き日のネコのおじちゃんと○○子さんが一緒にいる姿を想像する。
Nick DrakeのPaddling in Rushmereって曲を脳内でBGMとして流しながら。

松の話をして、恋した人を思い出す。
いい松だったんだろうなぁ。見てみたいなぁ。

こんな事を考えていると、とっても幸福な気分になっていたりする、
今は亡き松の木に幸福感を与えてもらうことがあるんだなぁ、
っていう、おじいちゃんの松の話。

 

2020.7.17 | note

2020.6.8

Over the rainCow

西日本豪雨の際に水に浸かった革を使用して、Over the rainCowという名前でアイテムを新たに作りました。


革屋さんが懸命に仕上げ直してくれた革を前に、どのように使うのが、この革にとっていいかを考え、シェアするという目的でレンタルのお財布を作りました。


まだ使える革が残ってますので、なるべく汚れを避けて裁断出来るよう、小さなアイテムを作りました。


Key holder



キーリングに楕円の革が巻いているシンプルなキーホルダー。

キーホルダーを作るのは難しい。
実際に作るのは簡単だけど、考えるのが難しい。

料理に例えて言うなら、
フライパンと生卵を渡されて、
「これで、面白いもの作ってよ。」
「えっ、目玉焼きかスクランブルエッグ位しか、できないですやん。」
みたいな難易度の高さがあります。(まぁ、実際は自分でハードル上げているだけなんですけど。)

やっとこさ出来ました。本人としては、面白い料理になったと感じてます。


ちょこんと引っ掛かる輪っかは、買い物の際に指に引っ掛けたり、家に帰ってキーフックに引っ掛けて使えるように。



金具はゴールドとシルバーの2種類。ゴールドは真鍮生地、若干ツヤ感が少ないシルバーです。


こちらは、自分で3年使ったものです。革のタンニンに鉄を反応させ黒くする実験に使った革ですので、こんな色になってます。

最初は通常の定番として出そうと考えてましたが、ひとまず、Over the rainCowより出してみます。

続きまして、

カードケース or 名刺入れ

名刺とカードは名刺の方が5mmほど長く、カードの方が厚みがあります。
カード5枚と名刺5枚の外周は、ほぼ同じになることに気が付き、カードか名刺が5枚収まるケースを作りました。

カードを5枚収めた時のふくらみが、輪郭とつながるようにRを整えました。
パンのようなぷっくりとした佇まいのケースです。


名刺を収める際は、ふくらみは生まれず、胸ポケットに入れるのにちょうど良いフラットな形です。




この革で作ったアイテムに値段をつけるのは、なかなかに難しかったです。
革屋さんが仕上げ直してくれた革で、アイテムを作り販売し、また革を注文できたら嬉しいな、という思い、そして、レンタルと同じくシェアしたいとの思いで価格を決めました。

まとめて制作して、革が形になっていくのは、祈りのような時間でした。
ちゃんとこの革に向き合えたことは、ほんとうに良かったと思います。

ありがとうございます。

共に、ONLINE SHOPにアップしております。


ぜひ、ご覧下さい。

2020.6.8 | products

2020.6.4

F/styleさんでの小さな展示


新潟にありますF/STYLEさんにて、行ってます小さな展示ですが、
6月29日(月)まで、会期を1ヶ月延長することとなりました。

革のお財布たち、ビニロンシリーズなど並んでいます。
お財布のレンタルも行っております。ぜひ、使い勝手などお試しいただけたら嬉しいです。

レンタルの際にご記入いただくメッセージを拝見するの今から楽しみです。

F/styleさんのHPはこちらからご覧ください。

2020.6.4 | information

2020.6.2

外向きポケットの手帳カバーの詳しい説明

ONLINE SHOPのUNIQUEにビニロの手帳カバーをアップしました。
その名も、外向きポケットの手帳カバー。

UNIQUEのカテゴリは、その時作りたいものだったり、通常の流れでは作れないものだったり、実験してみたことなどを、定番化するしないは脇に置いておいて、作ってみるカテゴリです。今後制作するかは、不明です。今作ってみたいという心持ちのカテゴリーです。






サックス、レンガ、チャコールの3色。

手帳カバーを詳しく説明しますね。まずは、何も入っていない状態で全体を見ていきます。


手に持ったところ


ホックを開けます


中身を開いた状態。

中身を入れて見ていきますね。

中身が入るとものが生き生きとしてきます。(主観)


フタを開けます。まずポケット一つあります。このポケットは外向きに付いてますので、
出し入れしやすく、すぐに取り出したいものを入れるのに適しています。


DM、ハガキ、4つ折りのA4にぴったりなサイズです。


本体を開けると、こんな状態です。


ハーフサイズのポケットが外向きで2つあります。
名刺、カード、付箋やクリップなどが収まります。

ポケットが外向きですので、付箋使いたい時も、ページを戻す事なくサッと取り出せます。


ここには内向きポケット付いてます。

プラス手帳を挟む部分のポケットが2部屋あります。
使用頻度の低いものを入れておくポケット。


ペンループ。ペンクリップの方で止めます。


さまざまなペンに対応出来ること、出し入れのストロークが短くスムーズなこと。


ビニロン手帳カバーには、おまけで革のしおりを付けています。




色セットです。

続いて、必要な方の為に作ったアイテムです。
手帳の紙が薄く、裏移りを避けるため、下敷きを用意しました。


リサイクルレザーの下敷き。
グレイとベージュの2色です。0.8mmと薄いですがしっかりしてます。




爪を引っ掛けてめくりやすいように、切り込み入れてます。

手帳の色と合わせて、お好きな組み合わせでお選び下さい。


続いては番外編。やっぱりしおりは本体についているのが、
好きな方に向けて、簡単にしおりをつける方法。


ビニロン手帳カバーを制作する際、サイズ出しに使っていた、ほぼ日手帳に
しおりがついてないので、どこかに付けたいと考えてました。

リサイクルレザーの下敷きに、しおりを付けてみると、
どうにも使いにくく、しおりが付いている手帳もあるので、本体にはつけたくないし。

ですので、本体に簡単にしおりを付けられるやり方を、考えました。
手帳カバーを取り付ける事を前提(背面に紐が出る為)にした、付け方です。



1. お好きな紐&糸を1mでカットする。

2. 真ん中で2つに折り、写真のように通す。

3. ひっぱる。








2つに折った糸を本体に通す際、月ページに入れておくと、
さらに便利かと思います。

お好きな組み合わせ&使い方をアレンジして、使って頂けたら嬉しいです。

長々とご覧いただき、ありがとうございます。

外向きポケットの手帳カバーはこちらよりご覧下さい。

2020.6.2 | products

2020.5.30

スウェードについて

 

ONLINE SHOPにスウェードポーチをアップしました。

スウェードは子牛や山羊などの革の裏面(床面)を起毛させたものです。革の表面(吟面)がない分、やわらかいです。

 

今回は、少しマニアックな説明になりますが、名称に関して書きます。ANDADURAで使用していますスウェードは、仕入れ時にはキップ(子牛)ベロアという名称になってます。ベロアとは成牛の床面を起毛させたもので、毛足がスウェードよりも長いものです。

 

実際に成牛のベロアも試しに仕入れてみて、こちらは毛足が長く、ベロアという感じなのですが、今回使っているものは、毛足も長くはなくスウェードと呼んだ方が実際に’近いと感じます。

ベロアっていうと、光沢感があったり、繊維としてもありますので、ベロアと呼ぶ事で、実際の素材から認識が遠ざかっていくように思いましたので、名称をスウェードとしています。

 

毛足の長さの明確な基準も無く、厳密になることもない(成牛を使うのであれば、ベロアと表記しないといけないと思いますが)のですが、仕入れ時の名称と違う名前ですので、書いておかないと少々気持ちが悪いと思う性分ですので、記しておきます。

 

 

 

2020.5.30 | products material

2020.5.8

レーダーオイルの使い方

レーダーオイル(オイル)
ドイツ生まれ天然成分のみで作られた、革・木製品等にも使用できるオイルです。主成分は、ひまし油、なたね油、バルサムテレピンオイル等です。革の汚れを落としながら、油分を補い、革をしなやかに保ちます。防水・艶だしの効果も少しあります。

 

・原材料 : ひまし油、なたね油、バルサムテレピンオイル 、オレンジオイル、酢 

・容量:200ml

 

 

レーダーオイルの使い方

 

1.  柔らかい 布やブラシなどで、ほこりなどの汚れを落とします。

2. 柔らかい布にオイルを少量含ませ、なじませるように薄く均一にのばします。

3. マッサージするように、余分なオイルを残さないように拭きます。

4. 使用する布は、家にある古い布で十分ですが、綿100%などの植物性のもので柔らかいものをお使い下さい。

 

ーご使用上の注意ー

・ご使用前によく振って下さい。

・少量でよくのびますので、全体に均一にやや少なめにお使い下さい。つけすぎた場合は余分なオイルを拭き取って下さい。

・明るい色の革はご使用後、色が濃くなります。目立たない部分で試してから全体にお使いください。

 

・ANDADURAではTAPIR社の製品を、すべて取り揃えている訳ではございません。実際に使用してみて、良いと思ったものを、お取り扱いしております。
TAPIRホームページはこちらからご覧下さい。

 

 

2020.5.8 | material
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