ファスナーの修理は、ファスナーが噛み合わなくことが多く、その際、引き手を含めたスライダーを交換します。(ファスナー修理について詳しく書いているブログはこちら)
引き手交換の際、キャメルに関しては選択肢があります。
ファスナーの修理は、ファスナーが噛み合わなくことが多く、その際、引き手を含めたスライダーを交換します。(ファスナー修理について詳しく書いているブログはこちら)
引き手交換の際、キャメルに関しては選択肢があります。
HPにアップしております。
ちいさなカバン
- carrying spring -
3月12日より、岡山にありますbollardさんにて「ちいさなカバン」の展示会を行います。
認定こども園さざなみの森の一角ではじまった活動 minato: と一緒に作った、子どものはじめてのカバン「ファーストリュック」。たくさんのファスナーカラーの中からお選びいただけます。
bollardさんチョイスの春をはこぶ色「coral」のフラットショルダーとポーチも持って行きます。縫い糸を白糸(実際はすごく薄いグレーベージュ糸)にして、ステッチをきかせてサッパリとした佇まい。
春のはじまりの色とりどりの展示会。ぜひ遊びにいらして下さい。
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すこし前のこと、公園で子供がトイレから戻ってくるのを、石垣に座って待っていた。
公園では中学生が撮影をしながらダンスを踊っていた。
ぼんやりと眺めていると、みなが振付で一斉に空を指差した。
ぼくは振り返って、空を見た。いつもどおりの空だった。
いつもどおりの空だったけど、彼女たちの人差し指の先にある空を眺めるのは、
悪くない気分だった。ちゃんと正直に言えば、素敵な瞬間だった。
なんで素敵な瞬間だったと感じたのかは、うまく言葉にできないけど、
同じ場所で、同じ時間を共有した、ささやかな感触に心が動いたのかな、と思う。
そんな彼女たちの人差し指のような展示になればいいな
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新しいものも、いくつか持っていきます。
ANDADURAのMOVIE「うつくしく きもちよく」が出来ました。
制作している環境や作業音など、実際にものが出来上がるまでのさまざまを見ていただきたい想いで作りました。
作っている姿が映っていますので、少し制作の話をさせてください。
僕はミシンで縫うという工程がすごく好きです。ミシンで縫うというとミシンを踏むことに限定されそうですが、ミシンがスムーズに機嫌よく動作するように掃除して、オイルを差すといったメンテナンスもミシンで縫うことに含まれます。
動画の中では釜の中を綿棒で掃除しています。オイルを差して余分なオイルを拭き取る。ミシンを使う前に毎回やっている作業です。
ミシンは長く使うとその人のクセがうつります。なのでミシンを毎日使うことで自分の使いやすいミシンに育てることも、もしかしたら、ミシンをで縫うということに含まれるのかもしれないな、と思ったりします。
革の断面を磨くコバ磨きのようすも映っています。砥石のバフと木のバフを使って削ったり、磨いたりします。木のバフは革の断面のかたちに沿うように自分で削りました。集塵機なども専用のものがないので、いろんなものを駆使して作りました。
綾乃が途中でライターを使っている作業は、ライターで糸の毛羽立ちを燃しています。ANDADURAで使っている糸は、コア糸といって表面が綿糸ですので、使っていくと毛羽立ってきます。ライターで燃して、ブラシで毛羽立てて、また燃します。何度かくりかえすことで、使っていて毛羽立ちにくくなります。最初に毛羽立ち予備軍を燃やしているわけです。
こういう作業を僕は気持ち仕事と呼んでいます。劇的に違いが出るわけではないけど、ほんの少し良くなる。糸燃しをすると心なしか輪郭がクッキリするように感じます。こういう気持ち仕事は、ひとつひとつは小さなことですが、積み重なると小さくない気がします。やっていて気持ちも良いですし。
こうやって自分が作る姿を見るのは初めてですが、ひとつひとつが、ずっとやってきた事なんだなぁ、しみじみしてしまいます。毎日植物たちに水をあげて、ミシンや工房の掃除をして、革を切って、貼って、縫って。気持ち仕事もして、そうこうしていると日が暮れて、いちにちが終わります。そんな日常からものが出来ていくんだなぁ、とこれまたしみじみしてしまいます。出来上がったものが、使うひとの生活に馴染んでいくと嬉しいです。
MOVIEの中には、いくつかアイテムが出てきます。
制作しているものは、シンプル長財布・LGW11です。昔に作っていた帆布の長財布と同じ作りです。その使い勝手がとても好きで作ったもの。糸燃しのところでは、ファスナーミニ財布・LGW01が出てきます。LGW01はANDADURAを始めてすぐに作ったお財布です。自分がどんなものを作りたいかすら、定まってなかった頃、一つ一つ作っていく事で、自分の作りたいカタチが見えてきたように思います。お買い物の場面では、walk bagが出てきます。最近作り始めたスウェードのカバンです。
こうやって、いろんな時期に作ったものが、一つのMOVIEの中に映っているのを見ると、嬉しくなり、改めて映像はいろんな時間を撮るものなんだなぁ、と感じました。
動画を撮った頃は、田んぼに水が張られ稲が植えられてすぐの頃でしたが、今は稲穂が黄金色になろうとしていて、また違う風景が広がっています。こんな場所で作っているんだなぁ、と感じていただけると嬉しいです。
撮影をしてくださった仲原さんは、撮影時は忍者のように気配がなく、工房や制作のようす、周辺の気配をそのまま切り取ってくれました。音楽を作ってくれた田中さんは、工房にいらした際にたくさん散歩をしているのが印象的で、この場所にあるさまざまな存在を音にしてくれたと感じます。お財布を使っている場面はコンビニエンスストア高橋さんが撮影協力してくださいました。ありがとうございます。
「うつくしく きもちよく」をぜひご覧いただけましたら嬉しいです。HPよりご覧いただけます。