ANDADURA

BLOG

2010.8.3

掌の小銭入れ

小銭が取り出しやすい形…

と考えていくと、掌に行き着く。
掌に乗った小銭は、一目で何があるか分かるし、
光を遮らないので、小銭も見やすい。

そして、掌の動き…も重要だ。
この掌の閉じたり、開いたりの動き…



そんな掌の動きに合わせた入れ物。

出来ました。名付けて「掌の小銭入れ」





開けたり、閉じたりの手の動きに合わせ革がサポートしてくれる感じ。
自画自賛になりますが、実に使いやすい。

といっても、昔考えた形。6年の時を経て完成です。
さてさて、ここからさらに自分で使ってみて、改善点を探す。
サイズ感や、見た目、納まりを詰めて、完成です。

小田急線で、熱心に小銭入れを見つめている青年(か?)がいたらそれは
僕です。

完成しましたら、ホームページにアップしますので、お楽しみに。

因に、前日のブログで書いた、もうひと型の方は、
必然性を感じませんでした。強引に形を作った感じ…(形をつかまえるくらいが調度良い。)
ですので、さらに温め続けたいと思います。そのうちひょっこり出来上がるかも
しれません。

とりあえず、「掌の小銭入れ」中間完成のお知らせでした。
2010.8.3 | note

2010.8.1

深夜の試作

ずっと温めておいた新作の型紙づくり。
先程1回目の型紙が完成。

よりによって両方とも小銭入れ。
右の三角の型は、僕が大学生の時に考えたもので、当時は布で作っていたが、
いざ、革で作るとなると、置き換えるのが、難しく、断念しっぱなしだったもの。

大学生というと、かれこれ6年程前か…、ここらへんで完成させたいものだが、
なかなかの強者なので、侮れない。

左も数年前に、「はりみ」(ちりとり)を見て思いついた形。
これもまた、ようやくである。

2つともうまく形に出来れば良いのだが、そしてうまくいけば、
これまでに見た事ない形になると思う。

自分に鞭を打つ意味で、ブログで発表します。

どうなることやら…

2010.8.1 | note

2010.7.26

お取り扱い店舗『山口ストア』

大坂は南船場にあります、大坂農林会館の中にあるお店、
山口ストアさんで、お取り扱い頂く事となりました。

大坂農林会館ビルは、昭和5年に建てられた建物だそうで、
現在は、色々なショップが入っております。

僕自身が大好きな洋服が並ぶ山口ストアさん。
洋服と共に、お手に取ってご覧頂けたらと思います。

山口ストアさんはこちらから
2010.7.26 | note

2010.7.25

セプチマートの風景

セプチマート無事終了致しました。会場の様子を紹介致します。



ANDADURAの展示スペース



おなじみ2020製陶所さんの黒器とANDADURAの濃紺のコーナー



木工オニバさんのコーナー

会場に、お越しいただきました皆様、とても楽しい時間でした。
ありがとうございました。



そして、8月生まれのヤマモトに2020製陶所さんからプレゼントを頂きました。
嬉しすぎるカップです。なんと、ANDADURAのマーク入りです。
嬉しいメッセージもありがとうございました。お互い歩んでゆきましょう。
早速リンゴ酢ドリンクを一杯。



どこからか聞こえるお囃子の音、シャンパンの飛んだコルクの放物線、
稲妻と火祭りと、アコースティックライブ、お祭りの焼きそばと綿菓子、
沢山の方とのおしゃべり、夏の匂いと、夏の風。

夏の終わりを感じる程、楽しい2日間でした。
しかし夏はまだこれからです。ばてないようがんばってゆきたいと思います。
2010.7.25 | note

2010.7.23

お気に入りナンバー02「スリッキーN&太陽の塔」

お気に入り紹介カテゴリ、2つめの紹介は「スリッキーN」
「スリッキーN」のNは何の略なのかは、おいておいて
スリッキーNはごますり器である。

一時、ミルに取り憑かれた時期があった。
挽いただけで、おいしくなるのに、挽かないなんて考えられなかったのである。
ペッパーミルにはじまり、コーヒミル、さらには、イギリスの経済学者、
ジョン・スチュアート・ミルにまで、のめり込んだ。(うそつき)

そんな中、購入したのが、この「スリッキーN」である。
冷や奴、お味噌汁、ほうれん草のおひたし、なんでも、スリッキーしている。
我が家の健康大臣である。

そんなある日、思った。何かに似ている、と。
そうだ、あの万博のシンボル、太陽の塔に似ているのである。
早速、スリッキーの横には、太陽の塔を配置した。


スリッキーが健康大臣ならば、コンビを組んだ太陽の塔は、
健康大臣補佐といったところだろう。

太陽の塔(名称)…健康大臣補佐(役職)

2010.7.23 | note

2010.7.21

糸色変更について

※糸の種類の変更により、こちらの糸色の変更は終了致しました。
新しい糸色変更はこちらから(下の方にあります)ご覧下さい。


ANDADURAは受注生産ですので、糸色の変更が可能です。

主張もあるけど、革になじむ、そんな色味をご用意しております。


左からターコイズ、サーモン、萌黄、白、定番糸


左からターコイズ、サーモン、萌黄、白、定番糸


左から茶色(ブラウンの定番糸)、ターコイズ、サーモン、萌黄、白、定番糸

オーダ時に糸色変更の旨をお伝え下さい。

個人的には、紺×萌黄がお勧め。
あまり見かけないけど、とても、しっくりきております。

お気に入りのお色が見つかると嬉しいのですが…
2010.7.21 | note

2010.7.17

制作途中の形たち

作ったものを見てもらう際はやはり、完成したものを見て頂く事となる。
しかし、制作途中に「これは!!」と思う形に出会う事もある。

今日は、そんな制作途中の形を、紹介したいと思います。

まずは、これ!!
ふっくらと愛嬌のある形。



正解は、小銭入れ。LGWC02



続きまして、この形。
海藻のようなうねうねとした、フォルム。



正解はカードケース。小人が凝視しております、LGC02。



出来上がったものを見ると、シンプルな形ですが、
制作途中を見ると、なかなか個性派な子達なのでした。

また、裁断後にうっとりとする、形に出会う事もしばしばあり、
また機会があれば、紹介してゆきたいと思います。
2010.7.17 | note

2010.7.14

一年で一番気持ちの良い日

ベランダに出て思う
「今日は一年で一番気持ちの良い日だ」と。
そんな日が年に5回程ある。

正しく言えば
「今日は一年で一番気持ちの良い日の一日だ」になるけれど、
それでは気分が盛り上がらないので、
「良い日だ」と言い切ってみる。

工房の窓から切り取られた空を見るとだめで、
気持ちは、空の色に持ってゆかれてしまう。

それでも、この季節、外に出たくなるのは、子供の頃の夏休みの記憶かしらん。
外に出る代わりに、写真を撮ってみた。

写真展に応募するなら(しないけど)、タイトルはもちろん
「今日は一年で一番気持ちの良い日」である。

2010.7.14 | note

2010.7.14

作業BOX

今日は作業ボックスのご紹介です。
最も使用頻度の高いものが入っております。
その為、使いやすいように、配置は日々変更され、
とりあえず落ち着いた配置になりました。

道具も増えた時期もありましたが、最近は、極力減らす様努めております。
難を言えば、真ん中にある綿棒。染料を塗る際に使用するのですが、
安物を買った為、すぐに綿棒の綿の部分(正式名称何てゆうんでしょうか?これ)
が取れてきて、使いにくい。

安物の常として、量だけはたっぷり入っており、まだまだ付き合いは続きそうです。
さて、作業ボックスを紹介しましたが、次なる使用頻度のボックス2もあるのです。

それは、まだ混沌を極めております故、スマートになりましたら、紹介します。

因に、真ん中にはシャンプーは、ふのりと呼ばれる、のりが入っております。
まだシャンプーの匂いが残っており、使う度に、良い匂いがするのです。

このボックスの中では、紅一点な存在なのでした。

2010.7.14 | note

2010.7.11

迷子のススメ

夜の散歩は幻想的だ。さらに言えば、夜の迷子はさらに幻想的だ。

そんな事に気づいたのは、5年前の事。
その頃勤めていた設計会社の帰り道。
時刻は2時頃に自転車で帰宅中、突然迷子になった。
次の日の事を考えると、早く家に帰って寝なければ、と気持ちは焦っていたが。

こんな状況もそんなにある訳じゃないし、楽しもう、と思うと、夜は幻想的になった。

最近では迷子になるのも才能なのではないかと思う。
今も、迷子になって帰って来たばっかりだ。

迷子になるコツは、自分の操縦権(みたいなものがあれば)を意識から無意識にと切り替える。
そして、何も考えない頭で、数分経つと迷子になっている。なかなかこれが難しい。

夜の景色は、ロートレックが描いたパリの夜騒(たしか)のようだ。
おそらく、目が悪い事も手伝い、幻想的な世界だ。

樹木の影が、ビルに移っているのに感動し、
ブランコの座面の質感に興奮する。
しかし、人生という広大な場所においては、僕たちは迷子なのでなかろうか、
現地点を完全にマッピングする事など、出来ないし、したと思った世界は
きっと迷子にならぬ為、自分が狭めた世界だろう。

そうであるなら、僕に出来る事は、迷子を楽しむ事だけだ、
などと、全く近所の見知らぬ町で考えた。
2010.7.11 | note
page top