ANDADURA

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2010.9.16

SOTHEBY'S



たまに、本棚からだして、ふふん、と眺める、写真集がある。
『SOTHEBY'S-phoografics image and related material』と題された本。
おそらく名前にもあるように、サザビーズのオークション目録だろう。

この目録によれば、1844年に撮られた写真らしい。
今からざっと(といいながら、暗算ですぐに出せないのがモドカしい)166年前の
写真である。(結局電卓の出番となる。頭よ!!)

ついでに言うと、オークション目録だけに、落札予想価格が載っている。
300-500ユーロ(多分ユーロです。)高いのか安いのか、門外漢な僕には
分からない。しかし、この古い写真達、ことごとく、粒子が荒い。

現在のデジタル放送に慣れている僕の目からは(といっても我が家にテレビは無いのですが…)
とても荒いのだ。

しかし、荒さが伝えてくれるものもある。欠落というのは、教えてくれる事もある。
もちろん、鮮明さが伝えるものもあるのだが、
もし「荒さ」と「鮮明さ」に一票入れなきゃいけない場合。
「荒さに一票!!」と謙虚に一票を投じる心構えもある。

おそらく鮮明さが勝ち上がるだろう。それは分かっている。
だから、謙虚に一票なのである。

何を言いたいのか、少し分からなくなってきたが、
「いやー、古い写真もいいね!」という単純な事のような気もする。

うん、そうだ。古い写真も良いですよ。
2010.9.16 | note
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