ANDADURA

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2020.5.16

見立てる

僕は見立てるって事に昔から憧れがある。
 
庭にある、源平カズラって植物も、何でこんな名前なんだろう?
と思っていると、実際に花が咲くと分かる。赤と白の花が時間差で咲く。
赤は平家、白は源氏ね。
 
名前を付けた人が見立てたわけです。
こういうのを見つけると嬉しくなる。
 
しかし、僕が憧れているというか、
こんな風に見立てたいなと思っているのは、
星座と地名です。夜空を眺め星と星を結んで名前をつけ、
さらには物語まで作りだす。
 
地名は気をてらったところもなく、ぴったりと場所と一致している(と感じる。)
 
ほとんどの場所には地名が付いてるし、地名を見立てるって機会はなかなか
ないですが、家の近所の場所は勝手に名前を付けたりしている。
 
見立てに、憧れを抱くのは、おそらく身体で感じたであろう感覚を元にしていると思うからです。
 
もしも星座に自分のリアリティーのある名前と、物語を見つけることが出来たら、その人はそれだけで満ち足りた状態なんだなと思う。
 
まぁ、星座に限らずなんだってそうなもかもしれませんが・・・
 

話が大きくなりましたが、傷のある革を活かして作るscar leather
新しいもの作りました。
 
今回は見立ててみました。
 
結構前に雨に打たれたような傷を見つけたので、
「五月雨」と名付けてみました。
良い傷です。長財布と小銭入れを五月雨で作りました。
 
あと、少し地味な傷も良いかなと思い、
作ってみました。これは、「空間概念」と見立てました。フォンタナのキャンバスを破ったあれです。
こちらはファスナーミニ財布と長財布作りました。
 
憧れには程遠い見立てっぷりですが、今日は雨降り。
五月雨のお知らせにはもってこいの日です。
 
ONLINE SHOPにアップ致しました。
下の方のUNIQUEって一覧の中にあります。
宜しければご覧下さい。
 
 

 

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