ANDADURAでは、使う部位に併せ、2種類の革を鞣してもらっております。
以前のブログで紹介しました半シュリンクと1.1と呼んでいる革の2種類。
今回は1.1の革の紹介です。
1.1とは、革の厚みの事、1.1mmの厚さの革という事です。
因に半シュリンクは1.6mm~1.8mmの厚みでお願いしております。
この2種類の厚みの革を、さらに、「漉き機」で部分的に厚さ調整してから
使います。
1.1mmの革は、内側のカード部分や、名刺入れなどで使っております。
名刺入れは、内ポケットに収まる厚みにするため、1.1mmの革で作っております。
それでは、1.1と半シュリンクの質感です。
まずはおなじみ(?)の半シュリンク
半シュリンクと1.1の革
少し離れて撮った1.1。大海原のよう。
まったくきれいに見えますが、革は生き物。
近くから撮ると
部分的に傷やら、何やらがあります。
「なるべくピタッと」とお願いしております、「大海原」(気に入りましたこの呼び名)
ピタッとする為には、バインダーアイロンという行程を経ます。
裏から、革にアイロンをかけます。しかし、あまりに強いと、革の表面の
表情がなくなる為、表情は生かしつつピタッとアイロンがけ。
その為、革の繊維がつまり、薄くても、張りのある革に仕上がります。
今回は「大海原」の紹介でした。
2010.8.29
大海原
2010.8.29 |
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