爪を切る事は、おそらく革に携わるものにとって、仕事と呼んでも、良いのではなかろうか。
爪というのは、制作過程の中で、多く使う部位だからである。
ファスナーをカーブに沿って貼るのも、仮どめテープを貼るのも、
きっちりな長さで切るのも、爪の役割である。
革の仕事をし始めた時、いつもの様に、爪を切って、痛い目をみた事がある。
その失敗以来、爪を切る事は、仕事の一部だと思うようになった。
重要なのは、中指と、人差し指である。この爪を切るのは、少し緊張する。
そして、本日爪を切った。
明日の制作で、その成果が分かるのであろう。
まだ爪の形だけをみて、これは作業しやすい爪だ、とは断言できない、
まだまだな僕ですが、爪を切る事も制作の一部だという事が、
なんとも嬉しかったりするのでした。
2010.7.5
爪切り仕事
2010.7.5 |
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